お知らせ

Information

お知らせ

2025.08.27

養成所対抗戦ライブ『西新宿ダービー vol.3』ご来場ありがとうございした!

「勝敗を超えた熱き戦い――西新宿ダービー2025、全力でやり切りました!」

この夏も、太田プロエンターテインメントカレッジ26期生とスクールJCA34期生が真剣にぶつかり合った“笑いの頂上決戦”。
結果は完敗となりましたが、悔しさ以上に次へ繋がる大きな学びを得ることができました。

スクールJCAの皆さま、本当にありがとうございました。
そして応援してくださったお客様にも心より感謝いたします。

これからも互いに切磋琢磨しながら、笑いの未来を必ず盛り上げてまいります。

MC ストレッチーズ
西新宿ダービー vol.3

今回の結果は完敗…改めてもっともっと努力が必要だと痛感しました。
スクールJCA様、本当にありがとうございました。
これからも互いに切磋琢磨しながら、笑いの未来を盛り上げていきましょう。

お笑い芸人の養成スクールによる対抗戦ライブ 『西新宿ダービー vol.3』レポート

太田プロエンターテインメントカレッジ26期生と、スクールJCA34期生の対抗戦ライブ 『西新宿ダービー vol.3』が、8月24日(日)、関交協ハーモニックホールで開催された。

東京・西新宿にスクールの拠点がある太田プロの養成所「太田プロエンターテインメントカレッジ」(以下、OEC)と、人力舎の養成所「スクールJCA」(以下、JCA)の選抜メンバーが団体戦でバトルを繰り広げる本ライブ。

それぞれのスクール内オーディションを勝ち抜いた7組の芸人が、タイマン形式で2分間のネタを披露。ネタ終了後、3ポイントの持ち点を持つ審査員が、1組ずつポイントを振り分け、最終的に総合得点の高いスクールが勝利となる。

MC ストレッチーズ
MC ストレッチーズ

本イベントのMCは、OEC出身の太田プロ芸人・ストレッチーズ(福島敏貴、高木貫太)で、審査員は、多数のお笑い養成所にて講師を担うユウキロックさん、各人気番組でプロデューサーを務めた日テレアックスオンの野中翔太さん、芸人300組以上にネタを提供している作家の芝山大補さんが担当した。

第一試合【OEC】まみむめもんきーVS 【JCA】木星のファミレス

まみむめもんきーは、飛行機を舞台にしたコント。トークでは、ボケの須賀が60歳の還暦で現役の医師だと紹介された。野中さんはテレビマンの目線から「何百人とオーディションをするなかで『おじいちゃんの芸人の人』って言えるので、パッケージ感がいいなと思いました」と述べた。

木星のファミレスは、シュールなボケが繰り広げられる漫才を熱演。彼らのコンビ名について高木は「人力舎は“世界観”を押し出したコンビ名が多い」とコメント。ユウキロックさんは「(ボケとツッコミの)狙いが明確ですごく良かった。よくウケていた」と絶賛した。

こちらは、木星のファミレスが勝利した。

まみむめもんきー
まみむめもんきー
木星のファミレス
木星のファミレス
第一試合トーク
第一試合トーク

第二試合【OEC】ダーカウVS【JCA】地球に散歩

ダーカウは、株のデイトレーダーである青山を紹介する漫才を披露した。トークでは、青山のある秘密が明かされると、ストレッチーズが「気持ち悪りぃ!」と反応。会場は笑いに包まれた。芝山さんは「ネタの後半は新しいことをしていると思った」と評価した。

「好きな芸人」について語る漫才を見せたのは地球に散歩。トークでは、コンビ名がある名詞を元にしたものだと明かされ、ストレッチーズを困惑させた。ユウキロックさんは、ロン毛の鶴田について「僕が生まれて初めて見たときの武田鉄矢さんってこんな感じだった」と述べ、笑いを起こした。

こちらは、ダーカウが勝利した。

ダーカウ
ダーカウ
地球に散歩
地球に散歩
第二試合トーク
第二試合トーク

第三試合【OEC】ミッドナイト逢瀬2VS【JCA】ワープ

ミッドナイト逢瀬2は「回らない寿司屋」を題材にした漫才を見せた。コンビ名の「2」について宮城は、以前別の養成所生と組んでいたコンビ名が気に入っていたため、引き継いだと明かす。野中さんは「(見た目とネタのギャップの)違和感をうまく使っているのかなと思いました」と語った。

ワープはコント。夢を追いかける青年に飲食店の主人が無料で食事を提供して……。彼らのネタについて、ストレッチーズは「さすがコントの人力舎」、「いい設定のコント」と絶賛。芝山さんも、演技面での修正が必要としつつも「ネタがめちゃくちゃ面白かったです」とコメントした。

こちらは、ワープが勝利した。

ミッドナイト逢瀬2
ミッドナイト逢瀬2
ワープ
ワープ
第三試合トーク
第三試合トーク

第四試合【JCA】デニム義母VS【OEC】パープルレイン

ここからはJCAが先行に。デニム義母は、角が学生時代に吹奏楽をやっていた、という漫才。トークでは、鎌田のキーの高いツッコミが注目を浴びた。ユウキロックさんもその点に着目。「(ネタ中に)“『紅』だー!”って言うたときの高音が、くしくも(X JAPANのボーカル)Toshlとまったく一緒でした」と述べ、笑いを起こした。

パープルレインは元気いっぱいの漫才を披露。相方に傘を借りたという話から、思わぬ方向へと展開した。トークでは、二人の衣装が話題に。池原が「セカンドストリート3軒回って集めました」と述べ、笑いを起こした。芝山さんは「テンポ感が良くて、技術もすごく、安心して見られましたね」と評価した。

こちらは、パープルレインが勝利した。

デニム義母
デニム義母
パープルレイン
パープルレイン
第四試合トーク
第四試合トーク

第五試合【JCA】ナスの抑揚VS【OEC】デフォ

ナスの抑揚は、大塚のキャラクターと、浜砂のボケがうまく絡み合った漫才を見せた。トークでは、大塚がイジリの的に。その可愛らしい佇まいにストレッチーズも夢中になっていた。野中さんは「関係性の見せ方もさることながら、2人のキャラクターの出し方も良かった」と絶賛した。

デフォは、吉祥寺方面に住むことになって……という漫才で勝負に挑んだ。トークでは、本番数日前に大西の相方が失踪し、急遽、元相方の内野に声をかけた、というエピソードが明かされた。芝山さんは「出だしめちゃくちゃ面白かった」としながら、後半の展開について修正点が必要とアドバイスをしていた。

こちらは、ナスの抑揚が勝利した。

ナスの抑揚
ナスの抑揚
デフォ
デフォ
第五試合トーク
第五試合トーク

第六試合【JCA】アルフリアルVS【OEC】バクトミ

コンクール本番前の吹奏楽部をコントで演じたのはアルフリアル。養成所で知り合ったコンビだが、雰囲気も相まって「ガチ親友に見えた」と高木。一方、ユウキロックさんは「実年齢(アルフリアルは23歳と21歳)に近い設定にした方が共感が得やすいので、それが良かった」とコメントした。

バクトミは、ハイブランド店を題材にした漫才を披露。トークでは、小峰の不思議な“たとえ”が爆笑を生んでいた。野中さんは「世界観や雰囲気があっていい」と評価。小峰のキャラクターを取り上げつつ「ネタをガチガチに作らない方が面白い漫才をやるのかなと思いました」と語った。

こちらは、アルフリアルが勝利した。

アルフリアル
アルフリアル
バクトミ
バクトミ
ハングマンと交通安全運動
第六試合トーク

第七試合【JCA】タンジェリン区VS【OEC】衣食アドレス

タンジェリン区は、火星旅行を題材にした漫才。トークでは、ボケの感性くんが小道具やエピソードボケを繰り出すも、まかおが彼女を操っていたことが発覚。まかおがイジられるかたちとなった。芝山さんは「ぶっ飛んだネタですけど、まかおさんが上手で見られました。コンビバランスがいい」と語った。

高校のバレー部で知り合ったという衣食アドレスは、その特性を活かした漫才を見せた。福島は、自分たちと同じく見た目に特徴がないため「絶対に苦労します」と断言し、笑いを起こした。ユウキロックさんは「プロっぽい佇まい。あとは自信を持ってやればキャラクターも出てきます」とエールを送った。

こちらは、タンジェリン区が勝利した。

タンジェリン区
タンジェリン区
衣食アドレス
衣食アドレス
第七試合トーク
第七試合トーク

なお、14組のネタ終了後は、惜しくも2分ネタには届かなかった1分組がネタを披露するエキシビジョンも実施。OECからは、マニ割バチコリ、キキ、ロッドマン、JCAからはコバヤシジャム、コードネーム、亀井久助が登場した。

マニ割バチコリ
マニ割バチコリ
キキ
キキ
ロッドマン
ロッドマン
コバヤシジャム
コバヤシジャム
コードネーム
コードネーム
亀井久助
亀井久助

集計の結果、ポイント数41-22(5勝2敗)でJCAの勝利となった。

エンディング
エンディング
エンディング
エンディング

有名講師にネタを見てもらい、アドバイスを受けられるだけでなく、生の舞台を経験できるチャンスがあるのが両校スクールの魅力です。本イベントの出演者には、高校を卒業したばかりの生徒もいれば、他の職業から転身した生徒も在籍しています。気になる方は、各社の公式HPで確認してみてはいかがでしょうか?

浜瀬将樹(はませ・まさき)1984年生まれのライター。各エンタメサイトにて、お笑い、ドラマ、映画などのコラムやインタビューを担当している。
考える時間は有効、悩む時間は無駄。
さぁ、いざ、ステージへ!!